9月10日(土)に釜川ミライ第2回シンポジウムを開催しました!
箱根植木株式会社の前田瑞貴さんには、川沿いに見られる自然の草木の調査結果について発表いただきました。
川の生態系を育む上で、生き物に住処や食糧、狩り場を提供する基盤的役割を果たしているという植物。釜川の源流から下流にあたる田川との合流部までを9地点に分け、どのような植物が生息しているかを調査しました。
自然豊かな上流では藪が形成され、“クレソン”とも呼ばれるオランダガラシが生育している箇所も。下流から上流にかけてはヨシやセリ、ミゾソバといった在来植物が観察できた一方で、下流の一部ではアメリカセンダングサやオオブタクサといった外来種も見られました。
「釜側の植物を知ることは、釜川の生きものの住処を知ることにもつながります。また、生育する在来種・外来種を知ることで川沿いの緑化に向けてのヒントにもなり、人間が持ち込んだ外来植物と今後どう付き合うか考えるきっかけにもなります。今後もワークショップなどを通してみんなで考えていけたら」とお話いただきました。