9月10日(土)に釜川ミライ第2回シンポジウムを開催しました!
KOKOPELLI+(ココペリプラス)代表の寺田浩之さんには、釜川に棲む川の生き物と陸の生き物の調査結果について発表いただきました。
源流ではスナヤツメのような絶滅危惧種も確認され、これは都市河川では珍しいケースだといいます。そのほかにもオイカワやカワムツなどの魚や、エビの仲間、湧水が豊富な川に生息するホトケドジョウなども確認できました。
「川が都市化すると流れが速くなり、泳ぎが下手な魚がいなくなってしまうこともありますが、今回の調査で、源流・下流の両方でさまざまな種類の生物が生息していることがわかりました。これは釜川全体が生き物にとって住みやすい環境だということです。ゆくゆく源流の環境を連続して街中まで持ってこられたら、生物のネットワークもより強固になるのではないでしょうか」とお話いただきました。
また、流域に生息する水生昆虫を調査したところ、田川との合流点よりも街中のほうが種類が豊富であることもわかりました。
「街中の川も源流と同じくらいポテンシャルがあります。将来的には子供たちが魚釣りをしたり自由に遊んだりできる川になれたら」と展望を語っていただきました。