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2025.11.21 お知らせ

別府視察報告②

後編では、今回の視察で得た気づきを、釜川の取組と重ねながらまとめます。

今回の視察で強く印象に残ったのは、アーティストを「都市の創造的人材」として位置づけていることでした。清島アパートやplatform群は、そのための“器”として機能しており、まちなかに点在する拠点が、制作と発信、地域との関わりを自然につなぐ役割を果たしていました。

また、BEPPU PROJECTがつくってきた文化の土壌として、Beppu Art Monthに代表される市民参加の仕組みがあることも大きな学びでした。鑑賞する/されるの関係ではなく、まちの人々が表現に参加することで、アートが“よそ行きのもの”ではなく“生活の中の営み”になっていく姿を感じました。

そしてもう一つ、作品を“点”としてではなく“街全体”に広げていくビジョンです。路地、商店街、共同浴場、空き家など、あらゆる場所が表現の可能性となり、街のスケールでアートを受け止める環境がつくられていました。

もちろん、別府と釜川では都市の成り立ちが異なります。海と山、戦災を免れて古い建物や街区が残っている都市構造、温泉文化による開放性、観光都市としての受け皿の大きさ…こうした条件の違いは大きな前提として存在します。

ただ、その違いを理解した上で、釜川ならではの文化のつくり方を考える視点を得られたことが、何よりの収穫でした。

こうした視察の気づきを踏まえ、11/22(土)にはシンポジウム「宇都宮で考える これからの芸術祭と地域振興」を開催します。アートによる地域づくりの第一線で活動されてきたBEPPU PROJECT の山出淳也さん、2014年のKAMAGAWA POCKET掲載以来ずっと釜川を応援してくださっている指出一正さん、そしてここ最近毎週のように釜川のアートビジョンを議論している青木彬さん。

この3名とともに、釜川のこれからを考える貴重な機会です。
ご関心のある方は、ぜひご参加ください。
中村

▽申込み
https://forms.gle/pYP1cFm1xYy1yKet5

【シンポジウム】
日 時 11月22日(土) 16:00~18:30
会 場 ゴールドコレクションビル4階
ゲスト 山出淳也(Yamaide Art Office 株式会社)
登壇者 中村周(一般社団法人釜川から育む会)
指出一正(ソトコト編集長/カマクリ協議会有識者)
司 会 青木彬(インディペンデント・キュレーター)
参 加 無料・事前申込制
定 員 20名程度
申 込 https://forms.gle/pYP1cFm1xYy1yKet5

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