初めまして。
KAMAGAWA POCKET代表の中村です。
KAMAGAWA POCKETは、宇都宮市中心市街地の釜川沿いにある築50年の空き家をリノベーションして作る、学生や地域の人々のためのスタジオです。今は上の写真のように青いトタンが貼られていますが、学生や地域の人の手でスタジオとして蘇らせて、作業場やイベント・打合せスペースなど、まちづくりの拠点として使っていきます。
この拠点で宇都宮市中心市街地のまちの未来を描きながら、他の空き家をリノベーションしたり、イベントやワークショップを行っていきます。
その第一歩として、KAMAGAWA POCKETのリノベーションを始めます!
そもそもこのプロジェクトは宇都宮市中心市街地の研究をしている私の新居を探すということから始まりました。
今までは中心市街地から5kmほど離れた大学の近くのアパートを借りていたのですが、研究の対象地である中心市街地に飛び込んでしまおうと考えたのです。私は建築意匠を専門としているので、ただ普通にアパートを借りるのではなく、中心市街地に多く点在する空き家を自分でリノベーションして住もうと考えました。
研究でまちの中を歩いている時に見つけたのが、この釜川沿いにある青いトタンの空き家です。
じゃぶじゃぶ池という親水空間の目の前にあります。川の目の前というのが素敵です、一目惚れです。
ちなみに雑貨屋さんや服屋さん、シュークリーム屋さんが近所にあります。
この空き家の所有者に問い合わせたところ、元々は居酒屋さんだったそうですが、3年ほど前に店長が体調を崩してからはずっと空き家だったとのことです。築50年ということもあり建物の内装がかなり痛んでいるので、どうしようか悩んでいてそのままになっていたそうです。
中は全部で40畳ほどあり、一人で住むには十分すぎるほど広いので、どうせなら色んな人が集まってまちづくりに楽しく参加できる場所も作ってしまおう!ということで、所有者の方にまちづくりの拠点としても使わせて欲しい!とお願いしたところ快く承諾して頂き、KAMAGAWA POCKETは動き出しました。
ちなみに、KAMAGAWA POCKETの”POCKET”は、誰でも入ってこれるような場所になってほしいという思いからきています。
打合せを重ねて図面を書いたり模型つくったり資金調達したり廃材集めたりで、物件を見つけてから10ヶ月ほど経ってようやく工事に取りかかる準備ができました。(資金はまだ当初の予定額を下回っているので、ソーシャルファウンディングで募集するつもりです)
まだまだスタートラインに立ったばかりですが、ゆったりと着実に進んでいきます。
ものづくりが好き!クリエイティブなことをしたい!まちづくりに関わりたい!なんかわからないけどやりたい!という人はフラリと遊びに来て下さい。
場所だけはあるので、後はアイディア次第です。
釜川で楽しいことを一緒にやっていきましょう!
2013.07.19 中村 周