オリーブの挿し木

 

 

「ノアの箱船」伝説では鳩がオリーブの葉を加えて戻り、洪水が引いたことを知らせた、 平和の象徴として知られるオリーブ。

 

KAMAGAWA POCKETのテラスには完成祝いで頂いたオリーブの木があります。

 

常緑樹であるオリーブは成長がとても早く、12月に頂いてからずいぶんと葉が伸びてきていたので剪定しました。

 

 

オリーブ

 

 

反対側が透けるまで剪定するのがオリーブの剪定のコツだそうです。(写真は剪定後です)

 

剪定していくつか枝が採れてなんだか捨てるのもかわいそうなので、元気のよい新芽をさし木して増やす緑枝ざしに挑戦してみました。

(テラスでオリーブの実がたくさんとれると良いな!)

 

緑枝ざしは管理が大変で、根が出る確率が低いとされているそうですが、

まずはお試しということで「オリーブ NHK趣味の園芸 よくわかる栽培12か月」を読みながらやってみます。

 

 

剪定した枝

 

 

はじめに元気そうな枝を選びます。

 

 

 

長さ10cmにカット

 

 

それを長さ10cmほどにカット。

 

 

 

斜めカット

 

 

水を吸う表面積を増やすために、枝の下部を斜めにカットします。

 

 

 

葉をカット

 

 

葉がたくさんついているとその分エネルギーを使ってしまうため、葉を4枚だけ残してそれ以外はカットしました。

 

葉は残さない方が良いとか、2枚の方が良いとか諸説あるようですが、オリーブの島「小豆島」で一般的な4枚残しでチャレンジです。

 

 

 

水につけてあげる

 

 

切った枝を水の入ったコップに入れて2時間ほど吸水させます。

 

 

 

鉢底の石

 

 

吸水させている間に鉢の準備です。

 

鉢に鉢底の石を入れます。

 

ちなみにこの鉢は竹・トウモロコシ・麦でできていて、土に還りやすいそうです。

 

 

 

さし芽・種まきの土

 

 

次にさし芽・種まきの土を入れます。

 

土の代わりにパーライトを使ってる人も多いようです。

 

挿し木して根がでるまで湿度を高く保つ必要があるため、カビが生えないように使い回しの土は避けて、清潔な土の方が良いそうです。

 

 

 

 

水たっぷり

 

 

土に水をたっぷりと含ませます。

 

 

 

穴あけ

 

 

枝を挿すときに 枝の先端を傷つけないように、挿す場所にあらかじめ割り箸等で穴を開けておきます。

 

 

 

枝挿し

 

 

吸水が終わった枝の長さ1/2〜1/3ほどを土に挿します。

 

 

 

間隔を開けて

 

 

葉が重ならないように間隔を開けて挿していきます。

 

 

 

完成

 

 

乾燥を避けるため、半日日陰のところに置きます。

 

湿度80〜100%が発根しやすいとのことなので、水を切らさないように小まめに水やりや霧吹きをしてあげます。

 

だいたい2ヶ月ほどで根が出るそうなのですが、本来は暖かい場所を好むオリーブにとって宇都宮はギリギリの環境です。

 

ワクワクドキドキしながらじっくり待とうと思います。

 

 

 

 

 

 

2014.03.16 中村 周

 

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。